debtのブログ

借金 クレジット

今も仕組みがわからない

当時、暗躍する中国人の犯罪がニュースになることが多かった。

 
オレの店にも胸のポケットに300万円ほどの束を突っ込んだ中国人(すでにどうにか日本人として生きていた)が、出入りしていた。
 
出勤前の日中、不釣り合いに昼の繁華街で出くわした。
付いて来いと誘われ、あるパチンコ屋に入った。
面白いから、当たったらあげるから、彼はそう言い、オレと並んで座った。
それほど客の多くない店の、爆発力があるとされていた機種だったと思う。
中央のデジタルが10回ほどハズレたあとっだったろうか、次当たるよ、と言った。
そして、その通りに7が三つ揃った。
 
隣の台では、同じ様に当たりを引き、二人で一時間ほど出した球を換金した。
 
それが仕込んであったものなのか、信号でも発して当てたのか、わからなかった。
 
その数年前には、夜のパチンコ屋に忍び込み、台のロム、コンピューターを替えるゴト行為や、営業時間中でも、見張りを立てたり、監視カメラから隠すなどして、台の鍵をピッキングで開錠し、ロムを交換するなど、パチンコ絡みの犯罪は中国人の稼ぎだった。
 
 
 
警備が厳しくなると、パチンコ屋に忍び込むことはせず、パチンコ台の製造メーカーの工場や、出荷待ちの倉庫に忍び込んではロムを替え、その倉庫から出て行くトラックの後を追うようになっていた。
 
後は新台入れ替えされた台に打ち子が座り、ある操作をすれば大当たりが引けていた。
 
彼らのパチンコ屋から金を稼ぐ執念は驚くものだった。